孤毒の果て

成人後自閉症スペクトラム、アル中・双極性障害とも診断される診断された当事者ブログ。孤独な男。据え置きゲームを処分して趣味はカメラへと移行、ミニマル生活へ。

成人してからの自閉症スペクトラムだと診断された流れ②

ここからの続き。
kotokunohate.hatenablog.com

 

転院のキッカケは病院が合わなかったのもあるが、当時行っていたハローワークの担当者が精神科に行っていたらしくて親身に相談に乗ってくれた。当時は俺自身一時的な鬱とか過呼吸だと思っていた。

 

担当者から精神障害がある方の相談等でよく出てくる病院を教えてもらった。当人も行っていたらしい。総合病院である。

 

転院の手続き、紹介状でまた事務処理があったが、2週間ほどで総合病院へ転院した。

 

総合病院へ

この病院でも同じく初診の人は尿検査・採血・甲状腺の検査をされる。

 

初診で紹介状と自分で書いたメモを渡す。

20〜30分ほど会話する、ほとんど質問だった気がする。

 

医者「自閉症スペクトラムって聞いたことありますか?」

俺「ありません」

医者「この説明を聞くと、普通の方でもあるあると思ってしまう様な事なんですが〜(略 ASDの説明)俺さんは自閉症傾向が強いですね、まだ確定ではありませんが、前の病院で言われた事より一番可能性があるのは自閉症スペクトラムと言うものです、それによって2次的な障害、過呼吸が出ている可能性が高い」

俺「治るんですか?」

医者「自閉症スペクトラムは障害と言うより特性のようなもので治しようがありませんが、薬等で二次障害の不安や不眠、過呼吸は抑える事は出来ます。」

俺「わかりました」

 

この時一番しんどい症状は不安感と過呼吸だったので、正直ASDの可能性があると言われてもあまりピンと来なかった。それより、今出ている症状が止められる可能性があるとして安心感があった気がする。

 

2度目の診察

メモを持って行った。

医者「俺さん普段も筆談やメモで会話されますか?」

俺(心の声:初めて聞かれたが、思い当たるフシが多々ある・・。)

俺「あ〜・・・。今聞かれて考えたらかなり多いと思います。」

 

この時自分の人生失敗してきた人間関係がいろいろ頭をよぎった。俺がほとんどメモやメール等で会話する事で悪状況になっている。そういえば前の病院もそうだったなと。

医者がメモを読みだすと顔色を変えた。

メモの気になる点があったのか、重要らしいと思われるところはいろいろ聞かれた。

 

医者「このメモを見せて貰って、自閉傾向がの能性はかなり高いですね、世の中100%と言うことはありませんがほぼほぼ自閉症スペクトラムだと思って頂いて問題ありません。念のため※1精神鑑定を数日に渡って受けて頂きます。」

 

※1多分精神鑑定と言い方はしなかったはずなんだがなんと言っていたか覚えてない、

ちなみのこの検査内容は、ロールシャッハテスト、暗算、絵を描く、筆記テストみたいの等色々やった。

 

初診時に自閉症スペクトラムの説明は受けていたし、すでに自身で調べていたのであまりショックは受けなかった、それよりもストレスの根源的な物が分かってむしろスッキリした。