孤毒の果て

成人後自閉症スペクトラム、アル中・双極性障害とも診断される診断された当事者ブログ。孤独な男。据え置きゲームを処分して趣味はカメラへと移行、ミニマル生活へ。

ブラック企業に就職してしまった昔話

ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪 (文春新書)

ブラック企業の求人と面接

求人情報に乗っていた求人に応募した。当時の俺は就職に必死だった。履歴書はかなり作りこみ、面接対策もしていたので多少の切り返しや過去の履歴に突っ込まれる部分にはベストな回答も準備していた。

求人の詳細

  • 正社員手取り19万以上
  • 福利厚生あり
  • 残業あり残業代支給
  • 業務内容:ネットショップの運営

その他細かい事もあったが記憶にない、家から自転車で30分以内だったのでとりあえず応募した。当時の専門学生新卒の初任給とくらべても高めだった気がする。面接のアポTELをしたら翌日にすぐ面接になった、俺は下見はする方なので、前日の夜に自転車で何分かかるか、会社の近くに何があるか、WEBもチェックしておいた。WEBチェックした感想は「古臭いな・・・」と言った感じだったが、楽天・ヤフーショッピング・ヤフオク・自社ショップ等展開していた。面接のネタにはなるなと思い次の日へ

面接

来客用の駐輪場は前日のチェックで分からなかったので近くの公園の駐輪場に自転車を止めて、面接に向かう。出てきたのは角刈りの30代後半のおっさんだった。求人広告に記載のある代表取締役だ。(今後代表と書く)笑っているが目が笑ってない系。胡散臭いと言うのが第一印象だった。面接はベタな面接、ありきたりな自己紹介を初めて履歴書や過去の職歴を話す、過去に俺はネットショップで数社働いた事があったのがかなりの好印象だったらしく、細かく聞かれたがすべてきっちり返せた、逆に御社ではどうしてるのか?と聞くと代表は答えられなかった。若干技術的な話だったのだが、代表いわく僕はPC触れないんだよね・・・wらいし。社長なら仕方ないかとその時の俺は思った。当時求人詐欺今でもあると思うが、求人内容が違うものが多くちょっと話題にもなった。一応代表に「求人内容は求人票に記載があるものでと、考えて宜しいですか」と聞くと代表「もちろん!間違いありません」と答えた。その後代表から会社の内部の仕組み、親会社があってウチは子会社、敷地内に親会社があって、親会社が仕入れ部門で子会社が販売部門ですと聞かされる。正直嫌な気がした。求人情報に乗ってなかった情報だがこれはそもそも求人情報に載せるような情報なのかもわからない、面接時に隠さず向こう側から言ってくれたのはいいが、むしろそれを他社との強みの様に話していた。面接当日の夜にTELがあり採用数日後に出勤してくれと連絡があった。

出勤ともう一人の新入社員

初出勤すると、社長が空笑顔出迎えてくれた。ロッカーの説明等、朝礼まで事務所で待っていてと言われる。この事務所にタイムカードがある為、ほぼすべての人とここで挨拶する事になったが、挨拶できない人が多くて驚いた。俺「今日から働くことになりました俺です。よろしくお願いします」といっても「あぁ・・・」とか頭下げるだけで返事がない。この時初めて知らされるが同じ日に新入社員が入ると説明される。朝礼時にこの新入社員と挨拶する。同期はプー太郎だった模様。バイト経験すらないのか挨拶や立ち振舞ができてない、自己紹介の準備もしてなく声が小さすぎる、何言ってるかわからない、グズグズ出終わる。俺の出番当り障りのない王道ベタ挨拶を大きめの声でして、スパっと終わらせる。が全く反応がない。そもそも、他の従業員は面倒くさそうにしていて朝礼の業務連絡等すら返事やうなづき等なにも反応してない。俺「あーダメだなここと思う。」

代表自ら社内案内・仕事を教える

仕事が始まった。ネットショップのオープン数分前から電話が鳴りまくる。オープンしたあとはひっきりなしに電話がなる。忙しいことはすぐに分かった。やる事がない、代表自ら会社の案内や仕事の大きな流れを俺と同期に教えだした。俺はすごい疑問に思った子会社とは言え代表が新人教育係なのか?と思ったが、1週間も経たずにこの代表が無能な事はわかった。代表はPC使えず何もできない電話番か力仕事をする人だった。

PCがブラウジングすらできない低スペック

俺は事務員として雇われたので自分のデスクとPCが用意されていた。同期はどうやら求人内容が別で倉庫業務だった。この会社では事務が2階。倉庫が1階にあるため、事務員は2階の人と呼ばれる。俺のPCだがWinXPなのだがまずブラウジングがまともに出来ないほどの低スペック、業務のメインになるアプリケーションはWEBアプリでブラウザで使うのだが俺のPCでは重くて表示に何秒もかかる。仕事にならない。隣の席にHさんに相談してみるが、関わりたくない様子。HさんのPCはサクサク動く。最初の数週間はゴミのような仕事、メインアプリで書類とデータ上にチェックボックスにクリックしてく糞みたいな仕事、PCが重くクリックが勝手に消えたりする。何度も同じような作業を繰り返す。一日何度も代表に呼ばれ、「俺くん!搬入トラックが来たから1回僕といっしょに手伝いに行こう」と言われ仕事を途中で止めて倉庫の力作業が日に半分ほど、新入社員だからしかたがないし、会社の流れ、仕事の流れを知るために他の部門も手伝う事があるのだろうと思って仕方なく肉体労働を手伝ったがこれは俺が退職するまで続いた。ちなみにバイトにもアクセス可能な全PCに共有できるフォルダ内に会社の売上や利益等の重要情報が誰でもアクセスできるしょぼいセキュリティ状態だった。

肉体労働と電話対応

仕事の半分は肉体労働だった。入社数日後に代表から「着替・下着タオル持ってこないと風引くぞ!」と言われる。肉体労働なら応募すらしてねぇよと思いながら「はい、わかりました」と返事をする。この会社取扱商品が大型の物通常の宅急便では送れないような物の取り扱いもあり、よくある倉庫での軽作業のレベルを遥かに超えていた。大の大人が3〜4人以上で「せーの」と掛け声を使わないと移動させられないものまであったそれが毎日のようにある。しかも倉庫が狭いため、2,3m以上余裕で積む地震が起きて崩れたら終わり、死人すら出るだろと思わせる危険な倉庫だった。狭いので荷物を運ぶフォークリフトは存在すらしなかった。数ヶ月経って仕事をある程度覚えたらやらされたのは電話対応、基本クレーム処理だった。業務内容で聞かされていない仕事がメインである。

徐々にブラック会社だとわかる

ある日金を管理しているナンバー2「俺くん何で通勤してうるの?自転車だよね?うち交通費出ないからね?」俺「あ・・・はい。自転車なので大丈夫です」そういう事は面接時に話すんじゃねーのか?ボケと思ったがハイと答えといた。まだ後出ししてきそうだなこの会社と不安になる。先輩社員に「残業代位ちゃんとでてますか?」と聞くと、先輩「出てないね・・・。みなし残業扱いにされてる。基本給が高いのは最初から残業させるのが理由だよ○時○分以降は1円もつかないよ・・・。定時以降にやる仕事が毎日あるでしょ?定時に帰させるつもりなんてないんだよ。やめるなら早めに辞めたほうがいいよ」

体育会系の倉庫管理者が短気のパワハラ野郎だった

倉庫の実質的管理者N男、最後までわからなかったが多分この会社に役職はちゃんと割り振ってない。倉庫は社員1人+バイト数名で運用すると言う暗黙のルール?が昔からあったらしく、その社員がどうしようもないやつだった。「昨日教えた」「いつまでだらだらやっとんねん!」「早くしろよぉおおおお」「一人でやった方が早い」とか普通に言う奴。陰口で言うような事と本人がいる前で他の誰かに「こいつホント使えね」とか言う。この倉庫にはもう一人クズがいた、こいつも体育会系で歯がないパチンコ中毒者だった。こいつが面白がってN男に乗る。集団イジメである。パートのおばちゃんもいたがこいつらクズのせいで殺伐としている。しかも一人を徹底していじめて退職させると次の目標を見つけてまたいじめるを繰り返していた、俺が入社した時点でバイトが徹底していじめられ1ヶ月持たず代表に相談、2階の事務で働かせてくださいと言ったらしいが、倉庫で採用した人の部門配置は絶対しないと言われ、ある日突然来なくなった。次のいじめの標的が同期の子だった。同じように血祭りにあげられ一日中脳筋の馬鹿二人に罵られて2週間で来なくなった。俺が退職するまでの1年の間倉庫はこのいじめ問題でひたすら新人を入れるがやめるを繰り返して慢性的な人で不足、そのため代表と新入社員の俺は倉庫に行くはめになった。

事務所のナンバー2が会社に来なくなる

ナンバー2(役員)がある日突然会社を休んで1〜2ヶ月ほど来なくなった。このナンバー2は挨拶ができない、コミュ力0、女性従業員と話すと恥ずかしそうにもじもじしゃべるで流石にもうええ年だから・・・と失笑されるの精神が病んでそうなおっさんだった。朝礼で代表が理由は言わずに暫くお休みしますとの事。職場でも噂が立ったが躁うつだったと思われる。ナンバー2が職場に戻ってきたあとは席が近いと理由でナンバー2の下で働く事になったがこのおっさんがまた仕事ができなかった、代表と同じくPCが使えない。基本TELと紙だけで仕事をする人。急にブチ切れたり数分前に言ったことを覚えていない&言い換えるので振り回された。

転売屋や同業他社のカモだった

糞会社だったが売ってるものはすべて本物新品正規ルート品しか扱わない店だった、それは同業他社や転売屋にも知れ渡っていた。代表達もそれが分かっていながら、止められない無能さだった。このショップは安さでしか勝負できない安く売ると転売屋にカモられる。転売屋に堂々と注文者と発送先が違う注文を何件、何十件と入れられても拒否できずに、送料負担元払いで発送先へ送る。発送先荷受人からは、知らない所から物が届いたとクレーム。初期不良だとクレームしかも対応する。同業他社は転売目的と思われる注文は受け付けないのが基本だった、同業他社からも普通に仕入れられて高値で再販される無能ぶりだった。

送り状1000枚超えを手書き

馬鹿としか言いようが無い。ネットショップや個人でヤフオクをやった人ならわかると思うが、このショップは多い日には1000を超えるものを発送しているのに送り状発行システムを導入してなかった。全部人力バイト数名雇それでも足りないので社員も手が空いたらPCを見ながら送り状を手書き。無能過ぎる。少ない日でも送り状の控えがレンガのよう積み重なる。俺はこの職場に来る前に何社もネットショップで働いてきたが送り状なんて基本PCを使ってシールを貼って終わりだ、荷物追跡番号もシステム上に残る。それがこの会社は全部手書きだ控えも全部紙だ。とんでもない会社に入社したと思った。その後社員の一人がシステム構築して送り状を自動で発行できるようになった、ちなみにこの社員は以後できる人と認識され面倒な仕事ばかり押し付けられるようになった。それを見た他の社員はできるだけ目立たないように毎日を過ごしていた、実際ここの社員は元PG・SEなどネットショップ運営では余るような知識や技術を持っている人が多くいたが、誰も仕事の改善や何かしようとはしなかった。

業務提携契約を結んでいる会社も無能だった。

どうやって契約まで至ったのかわからないが全国展開しているある業者とも契約していた。何故かここはFAXとTELでしか連絡できずWEBもメールアドレスもなかった。今じゃWEBにFAX番号を書かない会社も出てきてるのでピンと来ないかも知れないが、不便でしかたがない。自社に無い商品が注文入ったら提携会社へ誘導する。また逆もありのような契約なのでお互いにお客を呼ぶ感じ。ある日この契約会社からTELがあり、いつもの電話口のネーチャンが急に「あの・・・。忙しいので注文止めていただけませんか」と連絡があった。正直「は?」と言いたくなったがこのネーチャンは前から電話対応の仕方も知らないようだし、怪しい。もしかして自分が忙しいから独断で注文を止めてくれと言っているんではないか?と頭をよぎった。直ぐに「担当の者が席を外しておりますので戻りましたら、お電話します。担当者様のお名前よろしいでしょうか」と言い。電話を切る。代表にすぐに報告するとブチ切れている。初めて切れているを見た。子機を持って別の部屋で話していたが全部筒抜けだった。やはり提携会社のネーチャンが処理できないと言う理由独断だった。その後何度か交渉があり契約は継続のまま。自社からの提案でFAX連絡をやめて一日に一回メールでエクセルファイル等で一括連絡にしませんかと提案したがエクセルを使える人がいないと言う理由で断られた。その会社は何かしらの注文システムはあるようで独自の注文書はPCから印刷してるようだったが、備考やコメントが編集できないのかできる人がいないのか一度プリントアウトした上に手書きして、スキャンしておそらくパワーポイントで開いてスタンプ?(絵の柄)矢印だけはPCで入力して再プリントした紙FAXしてくる謎工程をやってる会社だった。

親が危篤状態で今夜が山場でも帰宅が許されない会社

俺の隣の席の社員の親が危篤状態になった。同じ島(席の島)にいる基地外ナンバー2にその社員が「父が危篤状態危ないらしので帰らせてください・・・。」ナンバー2「まだ、仕事あるやろ?」社員「・・・」事務所誰も何突っ込まない。一日中電話がなってるとは言え従業員同士の会話は聞こえるそれでも誰も何も突っ込まない。ナンバー2はこいつもいじめが好きだった、気の弱い従業員に断れない仕事を押し付けてラッキーとか言ってるアホ。立場上こいつに命令できるのは代表だけ。誰も何も言わない。この時本当にダメだなこの会社、従業員全員がブラック企業にしていると思った。この後この社員の親は亡くなり、この人は勤務中の性格が変わったナンバー2に間違いなく恨みがあるのだろう、ナンバー2に対する態度が激変して仕事も断るようになった。

新入社員U

正直入社1週間目でやめようと思ったこの会社だが毎日の肉体労働で、いつも帰宅時にスーパーに行って缶ビールを飲んで帰宅してシャワーして寝るだけ。いつでもやめれるいつでも転職してやればいいと思いながらダラダラしていた。ブラック企業でもなれてしまうもんだ。半年もすると俺は他の従業員のように目立たない用にナンバー2と倉庫の脳筋馬鹿共に狙われないように静かに過ごすことだけを考えていた。やめる2ヶ月ぐらい前に大卒の新入社員が入ってきた。速攻でいじめの対象になった理由はない。いじめたいからだろう。新卒=ゆとりwwwwwwと言う理由で徹底的に叩いていた。一番ひどいいじめだった。彼はメモを取る真面目な性格だったが脳筋の阿呆共にはそれが苛立ったんだろう。

  • 「メモを取るな」
  • 「メモを取る奴は仕事ができない」
  • 「いちいちハンカチで汗を拭くな」

と命令してメモを取らせなかった。そして仕事でわざとミスをさせて他の従業員の前特に代表の前で糞味噌に叩いた。

俺はいじめの対象になる、会社の成り立ちを聞く

俺はもうこんな糞会社が嫌だった半年以上勤めて俺なりに他の従業員からいろいろ噂を集めたり会社の成り立ちなどの情報を集めた。いじめの対象になると退職に追い込まれるまで終わらない対象になった時点でもう終わりだな思った、すぐに退職の手続きと準備を調べた。ネットもあるし本屋に行けば1冊で退職関係はクリアされたが、雇用保険の関係からもう少し粘ることにした。

休憩時間が親会社との従業員と毎日同じだった。この人はまともな人でいろいろ会社成り立ちなどを聞いた。まとめとこんな感じの会社だった。

  • 子会社は昔学生たちが共同経営で作った小売店だったが、ほとんど商売の知識もなく一度会社が潰れる。
  • 元取引先の社長が、お前ら頑張ってるから俺の元で働けということで主従関係ができる。以降親会社と子会社に実質的に飼い殺しの飼い犬。
  • 親会社の援助もあって頑張るが、発起人の達は会社を潰してるような無能で能力不足。大量に仕入れて大量に売る。大量に働く。ような事しかできずに、会社は大きくなるも内部のシステム構築等はゴミレベル、それを支えてきたのはバイトたち。
  • バイトの中に法律の勉強中の賢い奴が現れる。「労働基準や法に触れちゃいますよ・・・」な助言をする、経営者達無知でビビりだす。そのうちギャルバイトたちが付け上がりセクハラ云々でトラブル発生。ナンバー2イカレだす。
  • 親会社は儲かっている、子会社は援助があるから運営が糞でも潰れない。
  • 親会社の社長が子会社に自分の家族を投入し始める。職場の雰囲気更に悪化。娘の婿イケメンで仕事できる更に唯一空気を変えてくれる「みんなイライラせずに頑張ろうぜ」とかサラッ言うヒーローを役員クラスで更に投入するバイトや社員受けは良かったが、子会社の代表・ナンバー2が嫉妬更に雰囲気悪化。全面否定。

過去の話等を聞いて決心がついた100%良くならない。新入社員Uは倉庫でいじめられ続けた。俺は新入社員Uとよく会話した、そして会社の成り立ちや俺が入社してから何人もいじめで退職していること、ハローワークからトライヤル求人詐欺じゃないかと警告されているなど知ってる情報を全部教えた。

新入社員Uの反撃

会社を辞めるときの手続き マル得 ガイド

会社を辞めるときの手続き マル得 ガイド

ある日新入社員Uと休憩時間が重なった。Uは自分が仕事ができないからいじめられていると思っていた。俺「メモ取らせてもらえる?わざと覚えさせない様にしてミスさせていじめてるんだ、前のバイトの子も同じ手口でいじめられた他にもあんな事や・・・(略)」新入社員Uはハッとした顔になったすべて身に覚えがあったようだ。Uは代表、ナンバー2、に相談したそれも何日にも渡って残業が終わったあと何時間も粘ったそうだ、最初は代表達はもういじめ問題は諦めていて一時しのぎできれば良いみたいな雰囲気があったが、代表たちは過去のセクハラ・パワハラ問題で労基に通報されるのをビビって問題解決に直視するようになったが・・・、今まで長年いじめ問題を見てみぬ振りしてきた人たちだどうしららよいかわからず、ある日突然倉庫の実質的管理者N男の権限を剥奪して新入社員Uを管理者にした。(口頭のみ)N男、最初はブチ切れてUの支持に従わないなどしていたが、仕事をしないと帰れないのでそのうちUの部下のようになる。N男は再起をかけるために、「今晩飲みに行きませんか?」と他の従業員を引きこもうとするが時すでに遅し、この新体制が1ヶ月程度でN男はやめる、仲間のパチンコ中毒者もやめる。実際この後倉庫内での新人いじめは無くなったが、今ままでメインの従業員が二人も欠けた。そして大きな問題が出だした。このいじめ主犯二人が巧妙にいじめをするほどの連携プレイ。普段の仕事をしながらしっかりいじめる為に連携できていたのだ。Uと急遽入れたバイトや事務員を入れても倉庫が片付かない。体力だけあればできそうな仕事だが違った、常に入れ替えのある倉庫段取りや先読みが重要、それができるのは長年の長年の経験によるものだった。新人Uにできるはずがなく、倉庫はずっとグズグズの状態だった。すぐに運送会社からクレームが入った。荷受に時間がかかり過ぎだ早くしてくれと、荷受け時には数を確認して受け取りのサインをしないといけない、実際運送事故で運送中に破損して受け取らずに返品などが多々あるのそのうちナンバー2が原因がUにあると言い出しUをいじめだす。この先は俺は退職したので知らないが、いい方向には行ってないだろう。

退職へ

会社を辞めるときの退職手続きのすべて

会社を辞めるときの退職手続きのすべて

退職前にハーローワークで雇用保険がしっかり払われているか日付等も確認してきっちり1年で辞めた。退職手引に事前にハローワークに行って確認したほうが良いと記載があったからだ、かなり昔の話なので今は違うかもしれないが、自分の雇用保険を確認する方法はハローワークに行くしかない。退職届けは内容証明を送りつける方法などもあるが、代表に口頭でまず報告したが、間が悪いことに、代表と話している最中にナンバー2がノックもせず部屋に入ってきた。こいつは礼儀がないノックすらできない男だ。会話に入ってきた。辞める理由はここで働きたくない。と言ったら代表は悲しそうに涙を浮かべていた、ナンバー2はブチ切れて俺を罵倒した。ブチ切れているナンバー2に燃料投下だとわかっていたが、俺「有給はどうなりますか」と聞いたナンバー2「お前にはない!」という、俺は退職手引コピーを胸ポケットから出しここを見ると、

  • 俺「正社員もバイトも関係なく条件が整えば有給の権利はありますよね。他の従業員もやめる時も挙げなかったんですか。残業代や就業規則その他いろいろ、労働基準法違反がありますよね」
  • ナンバー2「なにいっとんねぇえええん!!!!ああああああがぁああああああ」
  • 俺「普段電話対応してるんでわかるんですが、いつ従業員が労基に通報して営業停止してもおかしくない、いじめの問題もずっとあるのに黙認してますよね。ハローワーク等からもトライアル求人で警告来てますよね、税理士の先生からもいろいろ警告されてますよね。この会社にいてもいつ潰れるかわかりませんので、ここでこれ以上働くつもりはありません」

相手がナンバー2なので殺されるかもしれないと思った、本気で家まで着けて来て刺しそうな人だった。税理士、ハロワの名をしたらナンバー2の顔が青ざめていった。その日はそれが話は終わり翌日出勤すると代表が走ってきて「俺くん昨日はごめんなぁ有給は取れるのができないから買い取りになります、あとから書面でしっかり渡します」と言ってきた。あとは2週間ほど出勤してきっちりやめた。有給は買い取り。代表はPCも触れず仕事もできない人だが、ぶっちゃけ最後までまともだった。糞な職場で自分の精神を保つだけで限界だったんだろうな職場を変えたいがどうしたらいいかもわからない感じだった。ナンバー2は俺が退職届を出したあとは穏やかだった。当然、挨拶もありがとうもお疲れさもこの間なかった。最後は早めに帰れることになったので退職の際皆に挨拶してまわり、最後にナンバー2の席の横まで行って「お世話になりました」と言ったが「ぅ・・るせ・・ぇ・・(ボソ」と何か文句を言った感じだが聞き取れずに退社した。

マクロやプログラム禁止

親会社に飼い殺し状態とは言え、親会社から入ってくる品は相場より安くて良い品だった。正直売る奴は誰でも売れた。持っと賢い人達が運営していれば少人数でもっと儲かっていたはずだ。バカでもプログラム頼ればよかった。送り状1000枚超えを手書きでわかるように、この会社はPCやプログラムを使わなかった、先輩から「俺くん、マクロやプログラム書いて作業したらダメだよ、この会社はそういうのを評価しない。PCで出来ることも手でやらないとダメなんだ・・・」と言って先輩は隠れて大量の作業をマクロで終わらせた。「誰にも言ったらあかんで」「使うときは後ろに人いないか見いや」と言われその後そのマクロを頂いた。この会社は事務作業を全部手でやる為に大量の事務員を抱えていた。入社した時点ですぐ気がついたが恐ろしいほど時代錯誤だ。ネットで入った注文も全てプリントアウトを2重でして作業用と確認用で控えていた。1日1000件超える日もあるんだぜ?ちなみにこれを一日の終わりに目視で確認する馬鹿げた作業もあった。この時すでに、送り状発行システム・顧客管理システム・在庫管理システム・発注管理システムなんて売られている時代だ、ナンバー2の脅迫症状を抑えるために皆確認作業をしてるのである、在庫管理システム・発注管理システムに関しては導入しているにも関わらずにPCは信用出来ないから人の目で確認すると言う理由だけで人力で管理していた。

ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪 (文春新書)

ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪 (文春新書)

進め!! 東大ブラック企業探偵団

進め!! 東大ブラック企業探偵団

ブラック企業完全対策マニュアル (晋遊舎新書 S15)

ブラック企業完全対策マニュアル (晋遊舎新書 S15)

うちの会社ブラック企業ですかね?

うちの会社ブラック企業ですかね?