孤毒の果て

成人後自閉症スペクトラム、アル中・双極性障害とも診断される診断された当事者ブログ。孤独な男。据え置きゲームを処分して趣味はカメラへと移行、ミニマル生活へ。

数冊読んだ「ツレがうつになりまして」細川貂々関連本を数冊読んだ【レビュー】

ツレがうつになりまして。 (幻冬舎文庫)

ツレがうつになりまして。 (幻冬舎文庫)

今更ながら「ツレがうつになりまして」を読んだ。どうやらドラマにもなってかなり有名な本だとは読んだ後で知った。 レビューはあまり得意じゃ無いので(短文になってしまうので)一気に数冊レビューする。

ツレがうつになりまして」を読んだ理由

俺自身かなり前から医者にうつ状態だと診断されている。当時医師の口から「うつ」と言われても驚きもしなかった。内心では「あたりまえだろ、発達障害でストレス耐久が低い上に、自閉症スペクトラムと気がつかずに何年も劣悪環境も身を置いていたんだ。まともな方がおかしい」と思って驚きもしなかった。

このブログを開設した頃からもう一度まじめに生きてみるかと思い、ブログで日報を初め禁酒も始めた。飲酒衝動も殆どなくなりうつについて調べるかと思い、Amazonを見ているとこの本の評価が良かった、更に中古なら更に安いので買った。

ツレがうつになりまして」感想

 

ツレがうつになりまして。 (幻冬舎文庫)

ツレがうつになりまして。 (幻冬舎文庫)

小説の様に文字でびっしりの本かと思ったらほぼ漫画だった。1時間もあれば読みきれた。 うつ当事者、家族、知人にはおすすめ出来る本だ。ゆるい絵で堅苦しくなくうつについてざっくり概要が分かる。

広く浅く知れるだけなので入門者として読んでうつ病への知識や興味が湧かせる本、専門書を読む前に読みたい本だ。

「その後のツレがうつになりまして。」感想

その後のツレがうつになりまして。 (幻冬舎文庫)

その後のツレがうつになりまして。 (幻冬舎文庫)

ツレがうつになりまして」のその後の話。 「ツレがうつになりまして」より衝撃感は無いものの、ツレうつを読んでいるなら連作と捉えて読んだほうが良いと思われる。Amazonでなら俺は★5を付けていいと思うが、特に感想が無い。

あえて言うなら自立支援法などの話もあるので、うつと診断されてどうしたら良いか分からない当事者・家族にはやはりおすすめだろう。

「ツレと貂々、うつの先生に会いに行く」感想

ツレと貂々、うつの先生に会いに行く (文庫)

ツレと貂々、うつの先生に会いに行く (文庫)

ツレうつシリーズでこれが一番俺はおすすめしたい。これも漫画だ。

あらすじ

うつ病が治癒した『ツレうつ』のツレさんと見守っていた貂々さんが、改めて精神科医の大野裕先生に「どうしてうつになったの?」「うつって、何なの?」と素朴な疑問をぶつけます。うつ病のひみつがよく分かる、イラストエッセイ。文庫版特別描き下ろし「病気と私」も収録。

細川貂々氏とツレ氏が精神科医との対談形式の漫画だが、「ツレがうつになりまして」「ツレと貂々、うつの先生に会いに行く」でサラッと流れてしまう内容にも精神科医の大野裕氏、多少掘り下げて解説してくれる。ツレうつだけでは明らかに説明不足な所などこの本が解消してくれた。

は勝手に3部作だと認識した。

「こんなツレでゴメンナサイ。」感想

こんなツレでゴメンナサイ。 (文春文庫)

こんなツレでゴメンナサイ。 (文春文庫)

漫画だと思っていたらがっつり文字が書いてあってビックリした。

ツレ氏には申し訳ないが面白くはない。が、ツレうつシリーズを読んでいるなら1度は読んだほうが良いだろう。うつになる前のツレ氏サイドからの事がいろいろ書かれている。ツレ氏がどんな人なのかが分かる「こんな人でもうつになるのか」と言うのが俺の感想。

最後にまとめ

うつについて知りたいなら「ツレうつ」シリーズはおすすめだろう、なんといっても読みやすい。最小から専門用語がたくさん書かれた専門書を買うとなかなかしんどいものだ、Amazonの商品説明には「純愛コミックエッセイ」と書かれているんだがぜひ、うつ入門コミックエッセイとも付け加えて欲しい。読む前はふざけた本かと思いもしたが読んでよかった。「イグアナの嫁 」も買ってあるんだがまだ読んでいない、時間があるときにでも読んでレビューする。

イグアナの嫁 (幻冬舎文庫)

イグアナの嫁 (幻冬舎文庫)