孤毒の果て

成人後自閉症スペクトラム、アル中・双極性障害とも診断される診断された当事者ブログ。孤独な男。据え置きゲームを処分して趣味はカメラへと移行、ミニマル生活へ。

3ヶ月かけてじっくり断捨離してやりたい事、趣味が見つかった

ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ -

目次

ミニマリストのバイブルとの出会い

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最初はこの本を読んだ、と言うかこの本しか読んでいない。一度読めばモチベーションは3ヶ月保ち続けた、捨てまくった。

kotokunohate.hatenablog.com

断捨離前の自宅の状態

俺はDIYで収納棚やケースを作ったりするのが好きだったので、1Rにもかかわらずとてつもない量のモノがあった、整理はされているが壁一面天井まで棚があり本・CD・オーディオ機材・シンセサイザー・楽器・PC・せどりの在庫、、、。基本起きたら掃除 。週に5日以上は掃除はするので綺麗に整理整頓できているが、去年の夏ぐらいから物だらけの家にいるのが嫌になってきた。

収納や片付け術に頼っている限りは、よほどマメな人でないかぎり、このサイクルの繰り返しになる。 ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ - から引用

どうやらこの限界が来たようだ。

欲しい物は殆ど手に入れているのに満足できない、手に入れた瞬間から飽き始めている。その飽き始めている物や事に囲まれる生活が嫌になった。白黒はっきりさせないと気がすまない性格なので最低限の生活まで生活レベルを落とすことにした。(贅沢品を処分する)

欲しかったすべてのモノを持ってい ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ - から引用

重要書類・本・紙媒体はすべてスキャンしてシュレッダーするのに1ヶ月かかる

富士通 ScanSnap iX500 (A4/両面)

富士通 ScanSnap iX500 (A4/両面)

個人事業主・過去の仕事、その他もろもろ重要書類が大量にあった、全てファイリングしてはあるがほぼ過去に遡って確認したことがない紙でクローゼットの一部が占領されていた。まず間違いなく必要ない物なので最初に捨てることに決める。イオンで手動式のシュレッダーを買い、古いファイルから一枚一枚確認しながら必要なものはドキュメントスキャナーでスキャンしてシュレッダーにかける。時間がかかる上に面倒な作業だ。しかも重要書類や個人情報が含まれてる書類が多く、音楽やラジオを聞きながらできる作業ではない、毎日30分〜1時間ほど紙の断捨離をした、長時間素手で紙を触っていると手の脂が吸い取られて手がボロボロになるので1日数十分しかできなかったと言うのが正しい。この作業が終了したのは始めてから約1ヶ月後だった。時間はかかったが一枚ずつ確認しながら処分していく事で本当にいらない物だと確認できたた。

最初の数日はあまりにも面倒な作業でAmazonの安い電動シュレッダーを買おうか迷ったが、物を捨てる作業をするのに物を買う行為ができずに、イオンの激安手動シュレッダーで解決した。ちなみに1ヶ月で2台買い替えた。刃が切れなくなり買い替えた。

過去の趣味にまつわる物が迷いとストレスになる

KORG アナログキーボードシンセサイザー ボコーダー microKORG MK-1 マイクロコルグ 37鍵

KORG アナログキーボードシンセサイザー ボコーダー microKORG MK-1 マイクロコルグ 37鍵

昔は音楽・DTMをやっていたので大量の音楽関連の機材やオーディオ機材があったこれが一番のストレスなのは自覚していた収納の殆どを占領しているにもかかわらずすでに5,6年はDAWも起動していない、そもそももう生活の一部に音楽鑑賞の時間が無いのだ、興味がないのだ。当時本気で趣味をしていた時に決めた目標点は到達して飽きてしまったんだと自覚しながら錆びないようにシンセサイザーやミキサーのノブにホコリが積もらないように掃除するのも嫌気が差した。音楽関連の機材だけで定価で買えば100万は余裕で超えているがどれも古い機材だが、どれも厳選して買った機材で未だに使えスタジオでも使われる機材も多数ある、マニアックなレア物もあったのでどうしても手放すのが惜しい、自分の中での減価償却が終わってないのだが、このまま使わず持っていても一生終わりは来ない。と思い1点づつヤフオクで丁寧に出品する。最悪出品者都合で削除したらいいそこまでして持っていたければ持っておこうと思ったが、落札された時にはむしろやっと手放せると安心した。ソフトウェアは一部譲渡不可もあったのでアンインストールして終わり。

最初はたとえ捨てられなくても、なぜそれが捨てられないのか、その理由を明確に感じ取っていくことが必要だ。最初は捨てられなくてもいい

ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ - から引用

PC、HDD、DVDの処分は業者に任せる

PC、HDDは昔やっていたバイトでHDDのデータ復旧の現場を見たことがあるのでそのままは捨てられない事は知っていたのだが、もうOSすら立ち上がらないwinが数台、何が保存されているかわからない10年前のHDDは、ハンマーとドライバーこじ開け中のディスクを割って物理的に壊そうと思ったが無理だった。特殊工具もなく解体すらできないので業者に有料で数回頼んで終わらせた。ちなみに近所にもその手の会社や不要PC無料引き取り業者があったが個人事業主で信用できる要素が無いので選択肢にはなかった。何かあったら怖いのである程度デカイ会社に頼んだ。DVDの処分は簡単だった、1年以上見てないDVDは捨てる以上。もう一度見たいと思ったらAmazon等でデータで買い戻す事にしたが多分もう買うことはない。

任天堂スイッチの売却とゲーム断ちへ

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任天堂スイッチに期待し過ぎたせいなのか、その反動でゲームがどうでも良くなってきた。今のゲーム業界と言うかゲームが俺には合わない、もっと陰湿なオタク臭いゲームが好きだった、ほとんどのゲームがオンライン対応してバランス調整やチーム戦、共闘が当たり前になってきているが鬱陶しくなってきた。そもそも現実逃避のゲームだ、家に帰りその日の嫌な事を考えないようにするためにゲームの世界に入っていったのに今じゃゲームの中でも、VCやチャットが当たり前でゲーム内でもコミュニケーションをしなくてはいけない、めんどくせえ。昔のPSやスーファミの様に一人プレイのゲームを一人でやりたいんだ、だがもうそう言う時代じゃないらしい。やめるしかない。スマホのゲームも一部を除きアカウント毎削除し、PS4も一度データ削除し本体をクローゼットに入れたがこれは失敗した。あまりにも生活に劇的な変化が起きたせいでとてつもないストレスを感じた、今までゲームや晩酌で暇を潰していた時間を何をしたらいいかわからないが、日もくれて外出する用事も勉強や読書をする集中力もない。ただ時間だけある。そしてまた酒の量が増えた。断捨離が落ち着くまでPS4は再開したがパッケージ版のソフトはすべて売ってしまった。フリープレイでできるメタルギアVとメタルギアオンラインを少しプレイしてすぐ止める生活が続いてだんだんゲームをプレイしなくなっていった。

人付き合いをやめる

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一生遊べそうな趣味を探して見つけた

学研ムック 人生を変える大人趣味50

学研ムック 人生を変える大人趣味50

  • 釣り
  • バイク
  • カメラ(一眼レフ)

釣りとバイクも興味があり、やったこともある。どちらも好きなんだが、釣りは釣り場で他の釣り師との交流が面倒。季節と天候に影響される。釣れなくても海に行くことは好きだったが今住んでる場所だと行きづらい、ハマればハマるほど釣りに行けない事がストレスになりそうなので、年数回ぐらい海釣りにお遊びで行く程度にしておく。気分転換できるお遊び釣りとしてそれ以上踏み込まない事にした。バイクは知人の話で高級バイクを地球ロックしていたのに盗難にあった話を聞いていたのでどうしても手が出せない、金もかかるだろうし維持費もかかる。俺が乗りたいのはNinjaかスーパーカブのどちらか。新聞配達のバイトでバイクにのりそれ以降バイクには興味があるのだが、マナーの悪いドライバーや煽られる事があるかもしれないと考えるとやめることにした。

音楽は聞くのもしんどいので選択肢に音楽鑑賞は入らなかった、読書や映画鑑賞、アニメ鑑賞、ドラマ鑑賞は受け身の趣味。消費という名のクリエイティブ行為と思いむしろ遠ざけようと思っている。ガキの頃から俺は図工や絵が好きだった。何かを作る作業が好きだったがそれが通信簿に反映される事も無く、評価される事も無く。そのうち作る行為を辞めていったが、俺は無心に一人でできる作業。モノづくりがしたい、評価もいらないし"いいね!"とかはどうでもいいんだ・・・、と2ヶ月ほど断捨離を続けながら考えると一眼レフに辿り着いた。昔から写真は嫌いじゃないむしろ祖父はカメラマニアでアル中で死んだ。ほぼシラフの時がない爺さんで正直死んでても生きててもどうでも良かったのだが、ガキの時にこの爺さんから一眼レフを貰い一度も使わなかったのを思い出した。今更一眼レフに辿り着くとは思わなかった。購入したのはNikonのD3400。購入先はヨドバシカメラ、延長保証を付けるためにAmazonでは購入しなかったのと最終的に手で持ってD3400でいいのか確認するためにヨドバシに向かい、いろいろ触ってみる。店員に話しかけられたので、安くなるか聞いてみたら、価格ドットコムの最安値と同額まで下がる。(ポイント還元で実質)本来ポイントは次回時使用なはずなのだが、レジは数回に切って対応してくれてカメラアクセサリーと延長保証はポイントで買えた。フルサイズか迷ったが、値段と持ち運びやすさ等総合してD3400以外の一眼レフは無かった。初めての一眼レフなので中古は目利きができない故障している事が判断できないので辞めておいた。ミラーレス一眼レフはどのメーカーのどれも持った感じがしっくり来なかった。洒落たミラーレス一眼レフを首からぶら下げて街をあるくのが恥ずかしく無骨なNikonを選ぶ。キャノンかNikonで最終的に迷ったが、キャノンのプリンターのカスタマーのTEL対応が毎回糞対応な事を思い出しNikonにする。

Nikon 単焦点レンズ AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G ニコンDXフォーマット専用

Nikon 単焦点レンズ AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G ニコンDXフォーマット専用

ズームキットで付いていたレンズは俺には合わなかった、毎回レンズを回さないと立ち上がらない面倒だ。どうやら俺の好きな写真は単焦点レンズでとったボケが多い写真だとわかるので単焦点レンズを買うDXフォーマットに対応したレンズ「NIKON AF-S DX NIKKOR 35mm F1.8G 」を買う。付属品でレンズフードも付いてきた。

ジャンクション、駅、川、治安の悪い地域、落書き、俺的珍百景を撮っている。撮影場所をグーグル・マップで調べて行き方、その近くに美味そうな飯屋が無いか調べる、目的地で取りたい写真は頭の中で出来ているのでどうやったら取れるか考えてメモる。飯屋は可能な限りカウンターの厨房が見える席で料理をしている料理人を見る。盗める料理テクは盗む。撮影日はほぼ1日を使い果たす、体力も時間も全てだ。自分の好きな物を取り家に帰りLightroomPhotoshopを勉強しながら編集してこのブログと現実とは完全に切り離した俺しかしらない独立したアカウントを作り。FlickrTwitterinstagramにアップロードする。ローカルの領域が足りないのでクラウド上に保存しているだけなので"いいね!"もいらない、コメントも無視している。俺の為の趣味だ、人との協力や競い合いも気遣いも、人からの評価も気にしない、金や仕事とも切り離され没頭できる最高の趣味だ。過去の物を捨て断ち切ることでやっとたどり着いた。完全な自己満足。だがそれがいい

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衣類系のほぼ総入れ替え

カメラを趣味になり生活が変わった、ほぼ移動は歩きになり。革靴からウォーキングシューズに、革の鞄からバックパックに、服は見た目や値段より、機能性に。ほぼアウトドア系に変化してプライベート、仕事、写真撮影で着替える事が面倒なので小奇麗な汎用性のありそうな色とデザインの服装になった。人から見ると完全にアウトドア装備らしく先日飲食店に入ると「登山ですか?」と言われた。町中にいると相当浮くらしいが人の目は気にしないのでどうでもいい。デメリットとしてキャッチに捕まる頻度が増えた観光客だと間違われるのだろう。

断捨離で残した物と思考の変化

残した物より処分した物の方が多い、捨てる作業は爽快感と虚しさに襲われる。学生時代に安い時給で必死こいて買った物はから開放される爽快感と虚しさ。爽快感はギャンブル時の興奮状態に近いかも知れない時間が経つと虚しさに襲われる、だんだん物が無くなっていく自分でそうしているのだが、物が無くなる = 自分には何もないと思ってしまう、半分錯覚で半分本物の感覚だろう。俺の持っている物はすべて金で買える物だ、俺の人生は俺の生活はすべて金で解決してしまう取るに足らないくだらない物だと思える。と思うと自然に酒の量が減りほとんど飲んでない、シラフの時間が長くなると一日が長く感じられる。1ヶ月ほど前まで毎日ウイスキー720mm1本飲んでいたのが嘘のようだ。日中コーヒーを飲む必要も無くなり、不眠も改善してきている。身の回りの物を捨てる事で得体の知れない不安感が明確な不安に変わった、不安な理由がわかれば理解するか解決するように行動する、1日2日で解決できないようなでかい問題を複数抱えているが毎日少しずつ解決するようにしていると「今日出来る事はやった、ベストは尽くしている」と思える、自然に夜も眠れる。

心理学者のティム・キャサ―は「時間の豊かさ」が幸せに直結し、「物質の豊かさ」はそうではないと主張した。 ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ - から引用

最後に

断捨離、ミニマリストとか興味ある人は「ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ - 」をおすすめすると言うかこれしか読んでいない、この本で断捨離が完結してしまったので他の本も読んでない。この本を読んでものを持たない生活にシフトしていくと必要ないモノは欲しいとは思わなくなるので、他の本を読みたいとは思わない。捨てる技術はそれほど難しくなく、とりあえず完全ゴミ、ダンボール、ジャンク品から処分していく、ゴミは玄関に移動させて外出時に必ず一つは捨てるだけを徹底した。2ヶ月ほどでどうでもいい物はなくなり残りの1ヶ月で過去の趣味の物をじっくり確認しながら処分していった。大掃除のように1日で一気に終わらせるのではなく3ヶ月に渡り断捨離していく事で「もう何もいらないな」と自然に思考が変わっていった。今後少しの物をなら増やす事はあるかもしれないが基本的には、一つ買うなら一つ捨てる事にしている、カメラも服も、PCも買い換えるならよりハイエンドモデルにする、安いものをいくつも持つより良い物を持つ。

ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ -

ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ -